美ささ苑~独楽庵茶会

スカッと晴れた秋空に紅葉の木々が映える日に八王子にある懐石料理店の
『美ささ苑』(http://www.misasaen.com)にて独楽庵茶会があり父と二人で
お手伝いに行かせて頂きました。
「獨楽庵」とは千利休が天正年間(1580年)に宇治田原に建てた二畳壁床の茶室がそのおこりとか・・・茶室の内部写真はございませんがお近くに行かれた際は是非お立ち寄り拝見されること間違いなしです!

今回の私の仕事は「席案内」!!!あ~ただ案内するだけじゃん~と思ったら大間違いのコンコンチキです!濃茶席、薄茶席、菓子席、寄付き、点心席の案配を考えねばならない上に下足も行いと言う忙しさ。
朝方は結構寒く、足袋に路地草履だといい感じにシビレてきます。お昼近くなると天気も良いせいか気温も上がり仕事もはかどりました。
お客様はこちらの路地からご案内です。

あ、路地行燈がある・・・てことは最終席くらいのお客様は路地行燈でお出迎えになるのかな・・・・
なんて思いました。

季節がら寄付きにはこんな洒落たライトもありました。
写真はありませんが、濃茶席には広口霰釜が、薄茶席には総霰に扇抜きの中に馬のヘラ押しがある江戸後期の釜がありどちらも素敵な釜でした。
 各席には路地草履で移動していただきます。
パタパタと右へ左へとお客様をご案内してるあいだに日も暮れ始め中庭にはライトアップがはじまりました。
あ、そうださっきの路地は・・・・・・・・・

 

 

 

 おお~っ!!とても良い雰囲気です!!日本人の心をくすぐりますよね♪

今回はこの建物の前から右へ左へと案内係をさせていただきました。
最終席が始まった直後に温かいお薄を一服頂きました。外でお客さんを案内していた私にはとてもありがたい一服となり、美味しいお茶は心も暖めてくれます。

とても良いお茶会のお手伝いをさせて頂き、色々と勉強になりました。
 

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中子作りの準備

さていよいよ中子を作る準備です!

砂も準備OK
型も準備OK!!

 しかし寒いし、手は荒れるし、鼻はたれるし・・・・・・

がんばらねば!!!

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作業台

いつもこの作業台でイロイロしています!

釜作りは地方や場所によって作り方がちがうので

こんな机は使わない!!って人もいるかもしれませんねw

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溶解炉の内装張替

和銑の溶解温度は1400℃~1500℃位・・・・
位というのは、私が幼い頃、温度を計測したら計測器が壊れてしまったそうです。

長野工房の溶解炉は甑炉といって筒状の溶解炉になります。
燃料(コークス)材料(和銑)燃料、材料と交互に入れていき、溶解した和銑がコークスの隙間をぬって一番下の受けに溜ります。

一番温度が高くなるのがハナコシキといってタービンから風が送られてくる場所になります。
約100kgほど溶かすとこんな風になってしまいます。
ちょっとキモチワルイ写真ですみません^_^; 横に空いている穴はタービンから送られてくる風が出てくる穴です。
このままでは次の吹きに使えないので内装を張り替えます。

するとこんな感じになります。
綺麗に張替完了!!

次の吹きもがんばらねば!!! 

 

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鐶付の鋳型製作

みなさんこんにちは!
毎朝布団から出るのが辛くなってきましたよね・・・・・
そんな中作業台では鐶付の鋳型製作が進んでいます。

鐶付の原型から専用の真土(マネ)で抜いた型です。
良く乾燥させてから焼成します。

 

 ガッツリ焼成しました。この後鐶の穴になる部分のメゴ棒という砂でできた棒を凹んでる部分につけて釜の鋳型にいけ込みます。

来年は鐶付の文鎮作り体験教室も致します!詳細は決まり次第お伝えしたいと思います。

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護国寺茶の湯同好会 第9回音羽茶会

みなさんこんにちは。
11月17日に行われた「護国寺茶の湯同行会 第9回音羽茶会」のお手伝いに行ってきました。
第1回からお手伝いをさせて頂いておりますが、もう9年目になります。
私が担当したのは「不昧軒(濃茶席)」の案内&お菓子係でした。お菓子は・・・おっとお菓子の話は「かまよめ日記」をご覧ください ♪
不昧軒は大正14年の歳末、松平不昧公の墓所が護国寺境内にできた折に、松平家から墓門、
蹲石、石灯篭が寄付され、不昧公を記念とする茶室建設を思い立ち28人の道具商に不昧公記念茶室建立の寄進を願い、実現した茶室です。十畳間、一間床に三尺の琵琶床添え。

その不昧軒の入口に雨を警戒してのテントを設け準備万端お客様をお待ちします。
こちらの椅子に腰かけて頂きお菓子を召し上がって頂いた後、寄付に進んで頂きました。
寄付からは撮影禁止なので写真はここまでです。
 

ですが・・・・・雨は容赦なく降ってきました^_^;
 雨が強くなる・・・お客さんはドンドンお越しになる・・・・テントは3台用意したのですがすぐに一杯になりテントの外で傘をさして並んで頂くようになってしまい、お客さんには申し訳ない事になってしまいました。

なんとか420名のお客様に濃茶席へのご案内を完了することができました。
濃茶席の席持は徳禅寺御住職の橘宗義和尚 徳禅寺護持会の席で約600年ぶりに世に出たという軸が掛けられておりました。(内容について記述は控えます) 

お茶会を終えて私と同じ社中の稲葉君と記念撮影!!
色々勉強させて頂いた1日でした。 

 

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雰囲気

みなさん炉の季節になりましたね。
既に炉のお稽古をされてる方もいらっしゃると思いますが、私は本日が開炉して初の炉点前でした。
炉と言えば釜も炉釜になります。釜の寸法も8寸~8寸5分の胴経になり風炉釜とはまったく違った雰囲気になります。
私の稽古場で使用している釜はコチラ
この釜はいったい何時ごろの釜なんでしょうか?それは最後に書きますね~♪
釜、風炉、茶碗、建水などの熱を持つ道具は使い込む度にその表情を変化させていきます。
使い込まれた茶碗は釉薬や土の雰囲気が滑らかになり色にも変化が出てきます。唐銅の風炉や建水も使い込まれるうちに表面の艶や色の発色に変化が出ます。

釜もまた然り!!
使い込まれた釜は膚や鐶付の雰囲気も滑らかになり艶やかになります。
「新品の道具を育てる」これもお茶をされる方の楽しみの1つだと思います。 

 

さて・・・・・写真の釜ですが・・・・・・桃山前期の・・・・ではなく
昭和出来で二代長野垤志(私の父)の釜になります。時代あるようにみえますがお稽古で使い始めて15年ほどと聞きました。作品紹介の釜の色と比べると一目瞭然ですが蓋の色や雰囲気が全く違います。釜の色も漆焼付けで着色した漆が飛んでしまい和銑釜特有の地膚と色になっています。

道具が育つ間に自分も成長して道具に負けないようにしないと・・・・・ 

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長岡商工会議所で「茶の湯釜の歴史、制作工程」の講演をしました。

お暑い中170名を超えるお客様にお越しいただきました。

170名を超える人達の前で講演するのは初めての経験でしたが、とても勉強になりました。

講演依頼してくださった「茶楽会」のみなさまとお越しくださったお客様にとても感謝しています。

作品も10点ほど展示させていただきました。

和銑の釜は新作でも時代があるようにみえるのでしょうか・・・

「こちらの釜は時代はいつ頃のですか?」という質問を受け

「平成できですよ」と答えると

「えっ!」っといった感じで驚かれてました。

講演はパワーポイントを使い写真と動画を使いました。

暑い中お越しいただきました皆様本当に有難うございました。

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伝統工芸日本金工展開催のお知らせ

9月1日より千住大橋にある石洞美術館にて開催されます。

金工作家の作品100点あまりを展示いたします。

石洞美術館のとても落ち着いた空間のなかでゆっくりと作品をみることができますので

是非お越しください。

私の作品は一番奥にありますのでヨロシクお願いします!!

http://www.nihon-kogeikai.com/BUKAITEN/KINKO/KINKO-041/KINKO-041.html

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春名神社の鉄灯篭

今日は作業台を離れて・・・・・・・

先日群馬県の榛名山にある春名神社へ行ってきました。

去年1度訪れてからの2度目になります。

前回来たときは、春先と言うこともあり榛名湖には氷が張っていて寒さが厳しく

春名神社に行くとおでんや豚汁などのノボリもあったのを覚えてます。

春名神社へ向かう道の脇にある滝は凍り付いて滝自体がツララになっていたり

階段にはツララに注意の看板もありましたね・・・・・・

今回は夏前に行ったのでその心配はありませんでしたが、とにかく暑い・・・・・・

道行く人々はみんなウチワや扇子を片手に参道をあるいてました。

某有名人によると春名神社もかなりのパワースポットのようで女性の参拝者も多くみられました。

我々夫婦も暑さに負けずエッチラオッチラ階段を上がりお参りを済ませフト横を見ると鉄灯篭が・・

これはもしやと思い近づくと・・・やはり鋳鉄製の鉄灯篭でした。格子のある部分と中央の柱が

和銑(わずく)でできており一番下の台は朽ち果ててしまったのか、鉄製ですが洋銑(ようずく)

でした。天井と受台は石でできていました。この灯篭の横には立て看板があり説明が書かれていました。

元享3年1323年この時代は南北朝以前となりますね・・・・天皇でいうと後醍醐天皇になります。

鎌倉時代の鉄鋳物が現世に残っているのは極めて珍しい事で、しかも野ざらし状態で660年もの

時を超えてきているのです。

写真ではわかりにくいのですが、銘文までしっかりと残っていますよね・・・・

上部の格子部分も柱部分も惣型鋳造でできており柱の部分には型を木型で引いた跡

引き目も少し見られます。銘文のヘラ押しも一級の腕の工人がしたものでしょう。

格子の部分は円柱に引いた方を四角く塗り込み抜け勾配をつけていますがバリが非常にすくないので鋳造技術の高さが伺えます。

 

栃木県日光二荒山神社にある大太刀「太郎丸」にも魅かれましたが、この鉄灯篭にも私を引きつける力を感じましたね・・・・・まさにパワースポットでした。

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