茶の湯釜制作工程⑰~⑱

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⑰吹きの後片付け~型出し

吹きの翌日、分解した炉にわずかに残っているコークスや地金を取り、土間一面の砂をふるいにかけて綺麗に慣らします。


綺麗に慣らして次の作業に備えます。

土間の掃除が終わったら型を壊して品物を取り出します。


鋳型から取り出された品物

品物が取り出されたらバリを良く落としてから中子を落とします(中子を壊して釜から抜き取る事を(中子を落とす)といいます)

⑱仕上げ~錆び着け

中子を全部落としたら、小口を素手で触りながら痛い箇所が無い様に仕上げていきます。

釜の表面も同じ様に仕上げます。

羽落ちの釜は、この時点で羽を落として羽落ち模様にしていきます。

吹いた品物は全部を同様に仕上げ釜の中と外側を水で綺麗に洗います。

洗い終わったら釜を錆び着けさせます。

1日目

14日目
撮影した時間帯が違うので少し分かりにくいかもしれませんが、約2週間錆びさせ「第二酸化鉄」という状態までにしてから着色になります。

制作行程紹介

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